事務所名よこぜき行政書士事務所
行政書士横関 雅彦
所属団体日本行政書士連合会
兵庫県行政書士会 阪神支部
行政書士登録番号第15300952号
住所兵庫県尼崎市東七松町1-11-13
営業時間9:00~17:30 (土日祝休み)

運営者 経歴

横関雅彦

横関 雅彦
1970年生まれ
千葉県木更津市出身
早稲田大学政治経済学部卒
2009年 某大手電機メーカーを退社
2009年 旅行会社の株式会社旅晴好(ろはす)設立
2015年 よこぜき行政書士事務所開設

運営者挨拶

障害者就労を応援するサイト「障がいビズ」へお越し頂きありがとうございます。

行政書士の横関と申します。

私は行政書士であると同時に会社の経営者でもあります。

私自身、2009年に起業してから、今まで経営者としてなんとかやってきました。

行政書士という立場と同時に会社の経営者でもありますので、雇用の重要性は非常に理解していますし、2009年までは会社員として働いていましたので、雇用される側の気持ちもよくわかります。

私が起業した当初「自分がどんなビジネスをするべきなのか」が定まらず、右往左往しながら失敗を重ねました。

私が起業してからいろいろな失敗を重ねながら、このサイトを作るに至ったまでの経緯を自己紹介もかねてしたいと思います。

旅行会社の立上げ

サラリーマン時代は大手電機メーカーで海外営業と貿易の仕事を担当していました。

しかし、2009年にそれまでのメーカーでの仕事とは全く関係の無い「株式会社旅晴好(ろはす)」という旅行会社を設立しました。

旅行業の経験が全く無いのに、何故旅行業を始めたかというと、実は深い理由はないんです。

楽しそうだったので(笑)

旅行業を始めるのに、旅行業務取扱管理者という資格が必要ということも知らず、慌てて勉強して、運よくその年に合格しました。

旅行業界で働いている方から見たら信じられない行動だったと思います。

ある本との出会い

バリアフリーの旅を創る

2010年から旅行業を本格的にスタート!

旅行業の経験が全くない素人でありながら、何故かうまくいくという根拠の無い自信にあふれていました。

「どんなお客さんが来るかな」とか毎日ワクワクしながら会社設立の準備をしていたのを覚えています。

で、始めてみると、当たり前の話しなのですが、全くお客さんが来ない毎日でした。

冷静に考えると、全く実績もなく、誰にも知られずに兵庫県で一人でやっている会社にツアーの申し込みをする人なんている訳がないですよね(笑)

何故かそんなことにも気がつかずに旅行業を始めてワクワクしていました。

しかし現実は、全くお客さんが来る気配がなく、何もすることがない毎日でした。

当時、旅行業に関する本を見つけては読んでいたのですが、ある日「バリアフリーの旅を創る」という本に出会いました。

著者の高萩徳宗さんは、障がいのある方でも旅行を楽しめるようなツアーを企画している旅行会社の経営者でした。

「これだ!私の会社も何かに特化しなければいけないんだ!」と本を読みながら興奮したのを覚えています。

ただ、この当時は10年後に障がいのある方に関係する仕事をするとは思ってもいませんでした。

和菓子ツアーの立ち上げ

私は旅行に関しては知識も経験もなので、「自分の好きな和菓子に特化したツアーはどうだろう」と考えてホームページを作りました。

それがこの『和菓子で楽しむ京都』のサイトです。

たまたまホームページを見た新聞社の方から取材を申し込まれて、その後もラジオへ出演オファーなどもあり、少しづつお客さんも増えてきました。

しかし、それでも食べていけるほどの収入はありませんでした。

マーケティングの戦略で「ニッチな市場で一番を取る」というものがありますが、あまりにニッチ過ぎてもダメなんだなあ、と勉強になりました(笑)

自分の会社を知ってもらおうとアメブロでブログを書き始め、アメブロの繋がりで、その頃に旅行会社の立ち上げ準備をされていた長谷川さんご夫妻と知り合いになりました。

長谷川さんはご自身も障がいをもたれながらも、ご自身のご経験や目線を活かして、障がいがある方でも参加できる旅行を企画する旅行会社を立ち上げられた素晴らしい方です。

青いかば旅行社」の代表として、旅行の企画以外にも講演などもおこなわれています。

静岡県公式ホームページのユニバーサルデザイン取組事例のページでも「青いかば旅行社」として紹介されています。

今でも長谷川さんご夫妻にはお世話になっています。

ただ、この時も、将来自分が障がいのある方に関係する仕事をするとは思っていませんでした。

旅行業からネット通販業へ

和菓子ツアーの旅行業がうまくいかず、これでは家族は養っていけないということで、今度はサラリーマン時代に中国で仕事をしていた経験を活かして、企業向けの視察ツアーを始めました。

その企画ツアーを作っていく中で、自身でもネットショップを作って、中国からの輸入品の販売を始めました。

ホームページを自作で作り、独学でSEOの知識を学びながら、売上を伸ばしていきました。

1年後には、その商品の売上も安定してきて、やっと株式会社旅晴好(ろはす)も安定してきたのです。

ただ、2013年からの急激な円安と中国の人件費アップで、売上も利益も最盛期からくらべるとかなり減ることとなりました。

為替も人件費も仕入価格も私自身ではどうすることも出来ません。

そこで、「出来る限り自分で売上や利益を管理出来るビジネス」を育てなければと思い、いろいろトライを始めましたが、次のビジネスを探さなければいけないという焦りから、失敗が続きました。

当時、スマートフォンの急激な普及にともなって話題になっていたスマホカバーや中国人向けの中古ブランド品販売などにも手を出して大火傷してしまいました。

輸入販売で出た利益を新しいビジネスでガンガン消費して疲弊するような時期が続きました。

何の方向性も持たず、自分の強みも活かさず、ただ「儲かる」という情報だけに踊らされてしまうと、どんな結果になるのかを身にしみて経験しました。

そこで、「自分の強みを活かすビジネス」という視点に立ちかえって、自分の知識・経験・人脈を一から整理して、自分の強みは何かを考えることにしました。

行政書士事務所の立上げ

2014年に仕事の関係で、偶然「行政書士」という仕事を知ることになりました。

私はこれまで、お金がなかったということもあり、会社設立登記、旅行業登録、古物商許可申請など、全て自分自身でやってきました。

契約書も専門書を何冊も読んで自分で許認可の申請書を作っていました。

こういった作業経験や、起業仲間がたくさんいることもあり、「行政書士」という職業は自分の強みを活かせるのではないか、と思うようになりました。

行政書士であれば、仕入もありませんし、為替も関係ありません。

自分が得意な許可申請の分野で集客さえできれば事業として成り立ちます。

すぐに行政書士について調べてみると、国家試験に合格しなければならない、と。

試験日を調べてみると、その年(2014年)の試験の申し込み締め切りにギリギリ間に合う!

早速申し込みをして、その日から猛勉強を始め、辛うじて2014年の行政書士試験に合格し、翌年2015年に行政書士事務所を開業しました。

社会保険労務士の松岡先生との出会い

行政書士試験に受かって開業したからと言って、すぐに仕事が入るわけではありません。

そこで、当時まだ競合が少なかった「民泊」と「外国人在留資格」に絞って仕事を始めました。

その頃には私の会社(株式会社旅晴好)は、旅行業もネット販売もやめて、ネットでの集客のノウハウを活かしてWEB集客のコンサルタント会社になっていました。

行政書士事務所開業直後から、WEB集客の知識を活かして「民泊」と「外国人在留資格」のサイトから依頼がくるようになり、行政書士の事業はわりと早く軌道に乗り始めました。

そんな時、ちょうどWEBでの集客を検討されていた障害年金申請を専門にされている社会保険労務士の松岡先生と知り合いました。

私の経営する会社で松岡先生の事務所のWEB集客のお手伝いをさせていただくことになり、それをきっかけに障害年金という制度を知ることになりました。(わくわく社会保険労務士法人:全国障害年金サポートセンター

ここでまた、障がいのある方に関わるお仕事と繋がりができ、少しずつ障害福祉に関するお仕事に興味が出てきたのです。

全国障害年金サポートセンター

障害福祉施設への仕事の依頼

ある就労継続支援B型事業所の経営者の方に障害年金のお話しをしていた時のことです。

一通り話が終わって雑談をしていた時に、その事業所でされているお仕事の話しを伺いしました。

障がいがある方にとって、納期が厳しいということが非常に負担が大きいというお話しでした。

仕事が終わって家に帰ってからも「どんな仕事でも納期はあるからなあ・・・」と、なんとなく考えていました。

その時に急にひらめいたのです。

「いや、納期の無い仕事を作ればいいんじゃない!?」

早速、私が出資している株式会社サンクルという会社の社長に相談して、いろいろアイデアを出し合い、後日、就労継続支援B型事業者の経営者の方に連絡しました。

「私が出資している会社で遺品整理で不用品を買い取っている会社があるので、その不用品をネットで売ってみませんか?納期は無しでいいです。報酬は売れた分を成果報酬でお渡ししますので、無理のないペースでやっていただければ大丈夫ですよ」

この提案に興味を持っていただき、すぐにネット販売を始めました。

今は、遺品整理などで出たコケシ、木彫りの熊、土鈴、古本、古着などを送って頂いて、それを障害福祉施設の方々にネットやフリーマーケットで販売していただく仕組みを作っています。(ホームページ:コケシ・土鈴の買取、無料引取り

コケシの出品作業
コケシの販売
コケシの搬入

この他にも、納期を決めずに配布していただいた分だけ報酬をお支払いする形で、ポスティングのお仕事も依頼しております。

これをきっかけに、「障害のある方それぞれの適正に合わせられる仕事」を障害福祉施設様へ依頼するような仕組みを作っていきたいと思い、この「障がいビズ」のホームページを立ち上げました。

まとめ

横関雅彦

長いプロフィールをお読み頂きありがとうございました。

私自身、いろいろな経験をしながら「仕事」のやりがいや楽しさをますます感じるようになっています。

今思うと、今まで出会った方々や経験してきた事が全て繋がっているように思います。

試行錯誤を続けながらですが、障がいがあってもなくても関係なく、やりがいや楽しさを感じて仕事ができるような環境作りに、少しでもお役にたてることができればと思っています。

私一人の知識や経験では出来ることは限られているので、「こんな作業は?」というようなアイデアがあれば是非ご提案頂けましたら幸いです。

よろしくお願い致します。

行政書士
横関雅彦